仕事について考える

corgi

どうも、corgiです。

人生後半の坂道をどうやって歩いていくのか?どんなふうに考え・悩み・試行錯誤しながら最後に向かっていくのか!? そんな姿を見て「あぁこんな歩き方もあるんだな」と思っていただけたら幸いです。

こればっかりは中々習慣づかない。なぜかはわからない。その代わり、チョコザップが習慣づいてしまった。これは嬉しい誤算(?)これはまた別の機会に書くとして、今はもっぱら仕事の事で頭がいっぱいなんですよ。

やりたい、やりたくない、楽しい、楽しくない

今の仕事は訪問診療クリニックでの事務長職です。クリニックによって全然違いますが、基本的には営業、マネジメントがメインでしょうか。色んな職種のサポートもするのでなんでもやれないといけないので、なんでも屋でもあります。診療に帯同することもあり、契約にいくこともあり、事業所や病院へ営業に行くこともあり、クレーム対応をすることもあり、医師看護師事務それぞれの採用面接をすることもあり、法人本部との橋渡しをすることもあり、医師や看護師の不満を聞いて解決することもあり、評価面談をすることもあり、予算を作成することもあり・・・

この中で一番楽しくてやりたい仕事は診療帯同業務と事務作業です。帯同業務は長くやっていたし、ずっと事務をやってきた仕事人生だったので、やることが分かっていることは余裕をもって出来るので安心します。

一番やりたくない仕事は、マネジメント(医師看護師へのケア、クレーム対応、営業)です。メインどころと言ってもいいかもしれないが、これがホントに苦手。クレーム対応は怒られるのって嫌じゃないですか?怒るのも嫌ですし、どうしたらいいのかがわからないんですよね、営業もどうしたらいいのかわからない、少しわかってきましたけど、飛び込みとか苦手です。一方通行でしゃべるのもダメだし、必要な問いをして色々な情報を聞き出したり、提供したり、要望を聞いたりしてつなげる。と言葉では簡単ですけど簡単に言うとなよ!って思います。私が思ってます。

この中でトップ1で嫌な仕事がマネジメントです。特に院内マネジメント。事務長職を始めて5年、1年目は3人規模のクリニックでしたけど、新入職の事務の女の子の指導をしていて、もっと良くなるように伝えていたんですけど、突然泣き出してしまって、関係性がぎくしゃくしだした。要するにもっと良くなるようにと思って指摘ばかりして、全然褒めてなかったんですね。だから言われてばかりで本人がまいってしまったようです。いつまでたっても失敗ばかりで学べてないなと反省しました。ちょっとショックでした。

院長は元病院の院長もやっていて人前でしゃべるのが得な先生、在宅の業界に来たが、「なんでも言って」と言ってくれるが高い位置からそう言ってる感が抜けない先生でした。言う事中々きかないというかなんというか。

苦手意識に向き合う

元々この法人に入ったのもキャリアアップが一つの目的でもあった。苦手だけど年齢的にもやらざるを得ないだろうと思ってチャレンジしました。

小規模クリニックから中規模クリニック(10人程度)の事務長へ異動になりました。すでに業界経験10年であり医療知識もあったのでそこを買われての異動でした。新規の受け入れの際に様々な情報を聴取、医療情報が多いので理解が必要なんです。それから医師に相談して進める。契約も対応しました。事務経験があるので事務さんへは特に苦手意識はないんですが、医師と看護師が鬼門なんですよね。

そこで一人の厄介な医師がいて、40代前半だが社会人を経験したのち医師になった異色の経歴で、しかも通常は研修医を経験し医局に入って経験を積むんですが、医局に入らずにすぐに在宅業界に参入したんです。あとでなんとなくわかったんですが、40代だったので多くが年下なうえにそれがみんな先輩になり命令に従わないといけないのでそれが嫌だったから。と推察。

経験もないのに少し知識と経験を得ただけで偉そうになり職員へ強く当たったり、不機嫌になったりして、でも院長には何も言わない(逆に院長も何も言ってくれない)。ケアマネが休みで急な対応してくれずとなったら「担当変えさせろ」と言ったり、自分では言わず職員に言わせるんです。しかも渋ったら激ギレしてくる始末。経験少ないのに看護師から指示は判断をされるのを極端に嫌う、わからないくせに。直接しゃべりたくないから別のスタッフに「・・・と言って」と言わせるんです、対象者は隣にいるのに。カオスです。

そんな厄介な先生のマネジメントがホントに厄介だったんですが、突然事務スタッフに怒ったりするので(ただの八つ当たり)すが、その時に私が強く言えず、苦手意識もあるが、ただ見ているだけだったんです、スタッフを守れなかったんです。

一生の後悔になりました。

それがあって1年で異動になりました。その際に事務長職を降りたい旨を伝えたんですが、説得されまして異動を受け入れました。

医師・看護師という生き物

医師は社会人経験をせず医師になり、先生先生と言われる。でも縦社会なので厳しい上下関係もあり閉鎖的な世界というのもあり、本当に人間性に問題がある人が多い印象。いい人もいますよ。看護師は1年目で先輩から激烈にしごかれ、ここも上下関係厳しくて(今は軽減してるみたい)泣きまくるのがあたりまえ。また病院の当直で色んな患者を対応、お看取りもたくさんあるので、メンタルを病んでる人が多い印象。

と言った人たちの相手をするんです。1on1をやって何か困ってることはないか?など聞くと、あの人のあれが嫌だとか、どうなんだとか、やめさせてほしい、言ってほしい、などなど・・・「自分で言え!!!!!」「知らん!!!!!」「そんくらいどうでもええやろ!」と言ってやりたくてたまらないんですが、グッとこらえて「うんうん」「そっか」と傾聴します。必要に応じて対応したりします。院内を円滑に保つためのマネジメントです。

特に嫌なのが医師のご乱心です。これが一番強烈に厄介です。医療業界は医師が居なければ何も始まらないし、医師が居なければサービスが提供できないシステムです。俺様になりやすいんです。今はだいぶ変わって他職種の一つとして横並びなんだと言われてますが、わがままを言ってそれを拒否してもごねられたら受け入れるしかないんです、しまいには辞めると言い出して強行手段に出ます。急に来なくなると困ることを知っているからです。これが辞める辞める詐欺です。本当にたちが悪いです。

これ先生に言ったら絶対怒るんだろうな・・・と思って言うとホントに怒るから本当に嫌だなって思います。もう何かを伝える前に怒るとか不機嫌になることが念頭に置かれるようになるんです、そしてホントにその通りになるんで、段々・より嫌になっていく悪循環。負の連鎖、マイナス経験が計上されていく・・・

向き合うことで得られたこと

「マネジメントが本当に嫌だ、苦手だ」という事を再認識した。

さっきの中規模クリニックで挫折をしてんですが、異動先のクリニックではマネジメントがほとんど必要ないくらい自立している拠点で、ほぼ相談員業務しかやってなかったです。世の中こんなところもあるんだと驚いた覚えがあります。そこで2年ほどリハビリをして、低下したモチベーションが回復し、もう一度上を向くことが出来たところで現在の拠点に異動になった。開院して1年未満のクリニックで院長も優しい人で売り上げも順調でとてもいい感じ・・・のはずでした。

今まさに医師のご乱心が横行して、看護師のマネジメントに苦慮している現状です。盗難騒ぎがあって近く被害届を出します(おそらくその医師が・・・)ホントに勘弁してほしいです。ご乱心対応と困難マネジメントをやり続けているうちにモチベーションはいつの間にか消え去り、嫌さ加減を再認識しました。それによって考えるようになったのが「仕事、何をやりたいか?より誰とやりたいかじゃないか?」です。新規拠点で自分が全部採用にかかわったとしてもふたを開けてみなければわからない。であればよく知った人たちと一緒にやるのが一番いいんじゃないか?ということです。

今そこを悩んでいるところです。

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